コラム

ビーチラグビー徹底解剖(2) 〜メンバー交代〜

こんにちは。今日皇居を走ってきたyutssです。

皇居の外周は基本的に信号機がなく、ランニングにはもってこいなのですが、時々信号機にひっかかり、待ち時間が発生します。

5人まで外に人を置くことができるビーチラグビーでも、この「待ち時間」は必ず生まれます。そう、今回のお題はずばり「メンバー交代」です。

 

メンバー交代は大事なのか?

試合中にころころメンバーを交換することができるビーチラグビー。

6分前後半、間の休憩時間が1分とトータルの試合時間は短くなっているビーチラグビーですが、メンバー交代を上手に使うことが本当に重要です。よほどの体力の持ち主ではない限り、試合を通じてプレイすることは難しいからです。

というより、試合全部をプレイしているとゾンビになってしまうかもしれません。

「どのようなメンバー交代の仕方が理想なのか?」という問いは、「どのようにアタックを構築すべきか?」「どのように相手を止めるか?」といった質問に比べ、軽視されてきたかもしれません。

しかし、体調が万全であるからこそ、最高のオフェンスないしはディフェンスができると想定するならば、むしろ問うべきは「交代を通じてメンバーのコンディションを最適化するにはどうすべきか?」なのかもしれません。

メンバー交代基本編

まずは、基本的な事項をおさらいしたいと思います。

  1. メンバー交代は、ターンオーバー時およびオフェンスセット間に可能である
    (逆にいうとプレイ中には交代できない)
  2. メンバーは試合中に何回でも交代してよい
  3. コートの真ん中より自陣側からしか交代人員を入れることができない

 

以上。

メンバー交代がうまくいかないシーン

まずメンバー交代によって「マイナスが産まれる」シーンを考えてみましょう。

大きくは以下の二点になるかと思います。

A. メンバー交代を最適化できず、クタクタのメンバーがプレイせざるを得ない

B. メンバー交代をしようと思っていたうちに相手に攻められてしまう

 

A. メンバー交代を最適化できず、クタクタのメンバーがプレイせざるを得ない

問題点は、疲れていないメンバーがいるにも関わらず、疲れているメンバーがプレイし続けることによるミスのリスクです。ビーチラグビーはフィールドに5人しかいないため、一人が使い物にならないと大きなリスクを抱えることになります。

問:「じゃあいつ交代したらいいんだよ?」

答:「試合前半は、自分の100%を出せていないと感じたら。試合後半は頭を使ってプレイできなくなったら。」

試合前半は、基本的にメンバー全員が疲れていない状態からのスタートなので、少しでも疲れているメンバーは交代した方がチーム全体として「疲れ」を最適化できます。

少しの疲れであれば、回復も速いため、多少交代の回転が早かったとしてもすぐに対応できるでしょう。(疲労はだんだん蓄積されてきますが)

対して、試合の後半は誰しも少し疲れた状態からのスタートになります。少し疲れたから交代の論理はもう後半は利用できません。

そもそも「疲れ」の問題は、プレイヤーの脳みそをフリーズさせることにあります。

視野が狭くなり、とりあえず横にパスをする、とりあえず前に上がる、、、

こうなってきたら、チームに「マイナス」になってしまいます。

少しでも「マイナスバリュー」を出さないようにさっさと交代しましょう。

まとめると、交代は

「前半はプラスの最大化、後半はマイナスの最小化」という観点で進めると良いでしょう。

 

B. メンバー交代をしようと思っていたうちに相手に攻められてしまう

上のような現象は、ターンオーバー時に頻繁にみられます。

どのようなスポーツでもオフェンスからディフェンスに変わるときが一番狙われやすいものです。ビーチラグビーも同じです。以下の動画を見てみてください。

ターンオーバー時にノロノロ交代していると、あっと言う間に攻められてしまいます。

瞬時にディフェンスに変わるときには基本的にメンバー交代しないという風に決めておくのは一つの手でしょう。

また、交代するとしても、誰がアウトするのか、誰がインするのかということをチーム内でコミュニケーションをとり迅速に共有する必要があるでしょう。

以上のように「マイナス」を消す方法をチームで考えられれば、必ずやチームの勝率は上がるでしょう。(かつプレイ中もゾンビにならずに済むかもしれません)

 

メンバー交代がうまくいくシーン

メンバー交代はリスクでしかないのでしょうか?いくつかのチームは、メンバー交代をうまく利用しながら、チームならではの「プラス」を産んでいます。

例えば、

(1)専門部隊の形成

メンバー交代が何回でも可能であるというルールを活かして、オフェンス(ディフェンス)専門部隊を作ることもできます。

オフェンスで求められるケイパビリティとディフェンスで求められるケイパビリティが異なるので、それぞれのケイパビリティに特化したメンバーを適したシーンで利用した方がいいのでは?という作戦ですね。

B1のチームではTeam ZERO、Magic Mushは何人かの専門部隊を作っています。

例えば、オフェンス専門部隊のメンバーの中には恐ろしく前投げがうまいメンバーがいたり、ディフェンス専門部隊にはむちゃくちゃカバーが速いフルバックなんかがいたりします。

恐ろしい、、、、

(2)メンバー交代活用オフェンス

メンバー交代をうまく活用して攻める攻撃もあります。

動画のように、インアウトが綺麗に決まるとディフェンスは混乱します。

このようなサインはチームで連動しないとうまくいきませんが、はまると非常にビッグゲインになるポテンシャルがあります。

ぜひチームでも検討してみてはいかがでしょうか。

 

メンバー交代の奥深さはご理解してもらえましたでしょうか。

ゾンビにならずにビーチラグビーを楽しんでいきましょう!

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楽観主義がモットーのアンコマン。初号機の弟子。好きなものはラーメン。将来の夢はビーチラグビーチームのGM。

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