コラム

エキストラを阻止するのって格好良くないですか?

「エキストラを阻止するのって格好良くないですか?」

そんな素朴な疑問からスタートした今回。

2018年全国決勝で、KIDの選手が風人のエキストラを止めたシーンは皆さんの脳裏にも残っているかもしれません。

(エキストラとは何か?をご存知出ない方はこちらまで)

それは、ディフェンスにとって圧倒的な不利な状況にも関わらず、止める美しさでしょうか。まあ理由はなんでもいいんです。

ちなみに、KIDの昨シーズンのB1の平均エキストラ阻止率は、40.4%となっています。

BC Nuts、虎三、東京体育集団は軒並み30%代前半となっている中、風人は60%、unlacheは46.5%と実は止める確率はチームによって大きく変わります。

彼らの成功の秘訣は何なのか?

そんなエキストラの止め方のパターンを、私yutssがいくつかご紹介したいと思います。

2詰め

本当にシンプルなこちら。

名前の通り、相手がスナップを投げたら、速攻でアタック2人に詰めて行くスタイルです。

(3分53秒)

(6分43秒)

いや虎三さんかっこいい。

特にレシーバーに詰める選手は、「相手に思考の時間を与えない」「相手に悪い前パス・横パスを投げさせる」ということがミッションになります。

エキストラのディフェンスに時間をかけたくない時、体力がない時にはもってこいのスタイルです。

2詰めダミー

先ほど紹介した「2詰め」の派生系となります。

2詰めをする振りをして、前に投げさせた後に、相手を止めるというのが、このディフェンスです。

レシーバーにディフェンスが詰めるところまでは2詰めと変わらないのですが、センターに詰めるディンフェスは詰める振りをして、相手が前に投げたところを速攻で戻りタッチにいくというスタイル。

(1分59秒)

(4分12秒)

阻止できるかどうかの鍵は、2つ。

・レシーバーの前にいるディフェンスが相手の前投げに強いプレッシャーをかけることで、できるだけ悪い前パスを投げさせる(背が高くて、足が速い人が好ましい)

・センターの前のディフェンスが相手を騙し、スピードを持って後ろに下がることができる

筆者的には、一番止めた時に「してやったり」と感じるディフェンス方式です。

2-1

「オフェンス2枚ぐらいなら一人で止めたる!」

という勇者にもってこいのディフェンス方式。

前に上がるアタックに一人ディフェンスがつき、後ろ2枚を1人のディフェンスが頑張ってみるという方式です。(正直、体力がない時はキツイ)

エキストラの制限時間である15秒切れを目指しやすく、今、ビーチ界で一番人気のあるスタイルな気がします。

(6分52秒)

(9分13秒)

こちら、2-1を止める人のスピードやランコースも非常に重要なのですが、前についているディフェンスの動きも、それに負けず劣らず重要!

ディフェンス二人の息が通じ合って初めてできるディフェンス方式とも言えるでしょう。

シザース

ここまでに紹介したのが、大体のエキストラのパターンなのですが、珍しい方式を一つご紹介。

センターの前のディフェンスがレシーバーに詰めることで、オフェンスが「2詰め」ではないと思わせ、横に放らせたところを、レシーバーの前のディフェンスが詰めるという方式。

ディフェンスがあえて、斜めの相手をクロスして詰めることから「シザース」。

通常の2詰めとは違い、センターの前のディフェンスがレシーバーに来るため、

ただデメリットとしては、やはり斜めに詰める必要があるため、詰める時間が通常よりかかってしまう点です。

 

いかがでしたでしょうか。

ぜひ皆様もチームにあったエキストラのディフェンス方式を見つけ、「かっこいいエキストラ阻止」を目指してみてはいかがでしょうか。

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楽観主義がモットーのアンコマン。初号機の弟子。好きなものはラーメン。将来の夢はビーチラグビーチームのGM。

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